KIRIHARA Online AcademyのAIを活用したサイトリニューアルから、サービス成長に伴うステップアップについて説明しています

2026年に入り、Webサイト制作やシステム開発の現場は、大きく変わりました。

これまで人が何時間もかけて行っていたコーディングやプログラミングは、AIによって驚くほど短時間で実現できるようになりました。

「100倍」「1000倍の生産性」と聞くと大げさに思われるかもしれません。

ですが、実際に毎日AIを使って開発をしていると、その表現も決して誇張ではないと感じています。

もちろん、AIがすべてを自動で作ってくれるわけではありません。

何を作るのか。
どう設計するのか。
その判断は、今でも人間の仕事です。

ただ、一度方向性が決まれば、その実現までのスピードは、これまでとは比べものにならないほど速くなりました。

そんな変化を感じたとき、真っ先に思い浮かんだサービスがありました。

KIRIHARA Online Academyです。

2021年に桐原書店さんと立ち上げた、英検・TOEIC対策に特化したオンライン学習サービスです。

「今なら、このサービスをもっと良い形にできる。」

そう思い、誰かに依頼するのではなく、仕事の合間や休日の時間を使って、私とAIによるリニューアル作業が始まりました。

はじめまして。株式会社ライトアップの森山(@wu_moriyama)です。
これまで、15年以上のオンラインスクール運営と、200校以上のスクール立ち上げを実施してきました。

前回は、AI時代に入る直前の、ワールドトークのリニューアルをお話しましたが、今回はAI時代に突入した後のリニューアル秘話をお話しします。

この記事でわかること
  • オンライン英会話スクールのサイトリニューアル事例がわかる
  • スクールの立ち上げから成長の経緯がわかる
  • AIを使用したリニューアルの方法もわかる

→[PR]200校以上のスクールの運営システムWTE

実は、このサイトには5年間の積み残しがありました

KIRIHARA Online Academyは、私が立ち上げ責任者として関わったサービスです。

サービスの企画から、サイト制作、システム開発、講師集め、集客、そして運営まで。
振り返ると、「担当した」というより、「全部やった」という表現の方が近いかもしれません。

ワールドトークを立ち上げた頃の私はデザイナーでした。
もちろん制作には深く関わっていましたが、自分でサービス全体を設計し、意思決定をしていく経験は、KIRIHARA Online Academyが初めてでした。

当時はWTEの開発・販売も並行していたため、今思い返しても、あまり記憶が残っていないくらい忙しい毎日だったことを覚えています。

サービスのコンセプトには自信がありました。

英検とTOEICに特化し、日本人講師が、教材・カリキュラム・宿題まで含めて伴走する。
ここまで資格対策に特化したオンラインスクールは、当時ほとんどありませんでした。

だから私は、「このサービスは必要とされる」と信じていました。

ですが、その思いとは裏腹に、最初の2年間は本当に利用者が増えませんでした。

「このサービスは、本当に求められているんだろうか。」

そんなことを考えた日も、一度や二度ではありません。
それでも、サービスそのものを疑うことはありませんでした。

足りなかったのは、サービスではなく、「知ってもらうこと」だったからです。

まず必要だったのは、「完成させること」ではなく、「知ってもらうこと」でした

サービスを立ち上げた当初、一番の課題は「完成度」ではありませんでした。

とにかく、このサービスの存在を知ってもらうこと。
それが何よりも大切でした。

英検やTOEICに特化したオンラインスクール。

今では少しずつ増えてきましたが、当時は同じようなスクールはありませんでした。
一般的なオンライン英会話では、英検対策といっても二次試験の面接練習が中心です。

でも、KIRIHARA Online Academyが目指したのはそこではありません。

単語、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング。
教材選びから学習計画、宿題まで含めて、一つのカリキュラムとして学べるサービスです。

だからこそ、まずは「こんなサービスがあるんだ」と知ってもらう必要がありました。

そのため、この数年間は、サイトの完成度よりもスピードを優先してきました。

新しいコースを作ればページを追加する。
必要になれば予約画面を増やす。
新しい導線が必要になれば、その都度仕組みを付け足す。

今思えば、完成度は60%くらいだったと思います。

でも、それで良かったとも思っています。
100%になるまで待っていたら、サービスは成長できなかったはずだからです。

SEOの記事を書き、LPを改善し、アフィリエイトにも力を入れる。
少しずつ認知が広がり、ようやく毎月多くの方に利用していただけるサービスになりました。

その代わり、サイトは少しずつ「継ぎ接ぎ」になっていきました

もちろん、その代償もありました。

サービスが成長するたびに機能を追加し、ページを増やしてきた結果、サイト全体は少しずつ複雑になっていったのです。

例えばコースだけを見ても、
英検、TOEICだけではありません。
IELTSやTOEFL、小論文など、扱う講座は年々増えていきました。

さらに、
8回で完結する買い切りコースもあれば、
毎月受講する定期コースもあります。

当然、それぞれ予約のルールも違います。

本来予約できない講座が予約できてしまったり、
逆に受講できるはずなのに分かりづらかったり。

一つひとつは小さなことでも、積み重なると運営の負担になります。

「人が気を付ければ何とかなる。」

そんな状態が少しずつ増えていました。
そして、それは利用者にとっても、運営者にとっても、決して良い状態ではありませんでした。

だから今回のリニューアルでは、見た目を変えることよりも先に、サービス全体の交通整理をすることを大切にしました。

AIは、コードを書くためではなく、「相談するため」にいました

今回のリニューアルで、もちろんAIにはたくさんコードを書いてもらいました。
ですが、一番助けられたのは、そこではありません。

私がAIにお願いしていたのは、

「プログラムを書いて。」

ではなく、

「この仕組み、もっと分かりやすくならないかな?」

という相談でした。

例えば、

「複数コースでごちゃごちゃしているけど、もっとシンプルに管理できないかな。」
「この画面、情報が多いけど、利用者が迷わない並び方はあるかな。」
「この機能は昔追加したものだけど、今の運営ではもう別のやり方の方が良いかもしれない。」

そんな相談を、本当に何百回も繰り返しました。

AIは疲れることもありませんし、何度でも付き合ってくれます。
だから、「ちょっと気になる」を一つずつ解消していくことができました。

作り直したというより、「積み重ねた経験を整理した」という感覚です

今回、一番大きく変わったのは、デザインではありません。

5年間運営してきた中で、

「あの時はこれが正解だった。」

でも、

「今なら、もっと良いやり方がある。」

そんな積み重ねを、一つずつシステムに反映していったことです。

例えば、以前は運営で判断していたことを、システム側で自動的に制御するようにしたり、分かりづらかった導線を、利用者が迷わない順番へ整理したり。

一つひとつは小さな改善ですが、それを積み重ねることで、サイト全体の使いやすさは大きく変わりました。
AIは、その改善を実現するための、とても優秀なパートナーでした。

「経験」は、AIには作れません

AIを使って改めて感じたことがあります。

それは、AIは答えを出すことは得意でも、「何を改善すべきか」を教えてくれるわけではないということです。

「ここが使いづらい。」
「このルールは運営で苦労してきた。」
「利用者はここで迷う。」

そうした課題は、5年間サービスを運営してきたからこそ分かることでした。

だから今回のリニューアルは、AIがサイトを作ったのではなく、

5年間積み重ねてきた経験を、AIという新しい道具を使って形にした。

そんな感覚の方が近いと思っています。

ようやく、画面そのものの使いやすさにも向き合えました

土台となる仕組みを整理したあと、ようやく画面そのものの使いやすさにも向き合うことができました。

今回特に時間をかけたのは、マイページや講師ページです。
ユーザーの皆様が毎日利用する場所だからこそ、操作を覚える必要がないくらい、直感的に使えることを目指しました。

「次に何をすればいいのか。」
「今、自分に必要な情報は何なのか。」

利用者が迷わず行動できるよう、情報の優先順位を一つひとつ見直しています。

ボタンの配置や余白、文字の大きさといった細かな部分まで、AIと何度も相談しながら調整しました。

派手な変化ではありません。
でも、こうした細かな積み重ねが、毎週レッスンを受ける体験を少しずつ快適にしてくれると考えています。

KIRIHARA Online Academyらしい世界観も、もう一度考え直しました

デザインについても、今回は改めて方向性を見直しました。
ワールドトークは、「英語が初めてでも安心」という親しみやすさを大切にしています。

一方で、KIRIHARA Online Academyは少し違います。

英検やTOEICで結果を出したい。
目標に向かって本気で学びたい。
そんな方が安心して学べる、少し落ち着いた学校のような雰囲気を意識しました。

派手さよりも信頼感。
楽しさよりも安心感。

高額なコースだからこそ、「ここなら任せられそう」と思っていただけるデザインを目指しています。

あえて、情報は減らしませんでした

最近のWebデザインでは、「情報を減らすこと」が正解とされる場面も多くあります。

もちろん、それも一つの考え方です。
でも、KIRIHARA Online Academyでは、今回はあえて情報を減らしませんでした。

むしろ、トップページやランディングページは、「少し多いかな」と思うくらい情報を詰め込んでいます。

それには理由があります。
私たちが提供している講座は、他社と比べても内容がかなり特徴的だからです。

英検なら、一次試験のリーディング・リスニング・ライティングまで講師が伴走します。
TOEICも、単語学習からPart1〜7まで体系的に学べるカリキュラムを用意しています。

さらに、音読トレーニングや毎週の宿題提出など、学習効果を高めるための仕組みも組み込んでいます。

こうした違いは、一言では伝わりません。
だから今回は、「情報を減らす」のではなく、「情報が多くても読みやすいレイアウト」を目指しました。

サイトだけではなく、サービスそのものを育ててきました

今回のリニューアルを振り返っていて、改めて感じたことがあります。
それは、この5年間で変わったのはサイトだけではないということです。

サービスそのものも、少しずつ育ってきました。
実は、立ち上げ当初のカリキュラムは、今とは大きく違っていました。

内容を確認したとき、私は率直に、「これでは合格まで導くのは難しい。」そう感じました。

もちろん、決して悪い内容ではありません。
ですが、本当に結果を出せるサービスを目指すなら、もっと良くできるはずだと思ったのです。

そこで監修を担当していただいている早川幸治先生、そして桐原書店の皆さんとも何度も話し合いを重ね、カリキュラムを一から見直しました。

時間はかかりました。
でも、その積み重ねがあったからこそ、今のKIRIHARA Online Academyがあります。

実際にユーザー様からいただいたメッセージを紹介します。

お世話になっております。英検2級コースでお世話になりました●●●の母です。
ご連絡遅くなりましたが、無事に2級に合格することができました。
先生に丁寧にご指導いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
スコアの方もかなり余裕をもって合格することができ、安心いたしました。
1年後には準1級に挑戦したいと考えておりますので、その際には、再度先生にご指導をお願いできましたら幸いに存じます。
あらためて、ありがとうございました。

お世話になっております
先日まで英検の指導では、大変お世話になりました。ありがとうございました。
本日、一次試験の結果を、webにて確認しまして、お陰様さまで合格いたしました!!
短い期間で凝縮して丁寧に教えていただ本当に感謝しております!!
本当にありがとうございました!!
教えていただいた事を引き続き活かして頑張っていきたいと思います!!
またどうぞ宜しくお願いいたします。

おかげさまで無事試験に合格することができました。
中学受験をする関係上これが最後の挑戦でしたので、本当によかったです。
これまで何となく取り組んできた英語を良い形で残すことができました。
先生がたくさんほめてくださるので慶人も素直に取り組むことができて、最後に大きな成長をみせてくれました。
いい思い出で終われたので今後もきっと英語に前向きに楽しんで取り組んでくれると思います!
本当にありがとうございました。

どれも、一度に完成したものではありません。
利用者の声を聞き、講師と相談し、改善を繰り返しながら、少しずつ今の形になっていきました。

ようやく、中身にふさわしいサイトになりました

最は、本当に利用者が増えませんでした。

「このサービスは必要とされるんだろうか。」

何度も悩みながら、それでも、英検やTOEICに本気で取り組む人の力になれるサービスだという確信だけは、ずっと変わりませんでした。

だから、改善を続けました。
サイトを直し、SEOに取り組み、カリキュラムを磨き、講座を増やし、講師の皆さんと一緒にサービスを育ててきました。

その積み重ねの結果、今では多くの受講生の皆さんに利用していただき、学校への導入も進むサービスへと成長しています。

だからこそ、今回のリニューアルは、ただ見た目を新しくするためのものではありませんでした。
5年間積み重ねてきたサービスの価値を、もっと分かりやすく、もっと使いやすく届けるためのリニューアルです。

AIという新しい技術があったからこそ、それを短期間で実現することができました。

でも、本当にリニューアルしたかったのは、サイトではありません。

この5年間で積み重ねてきた経験や改善を、ようやくサービス全体に反映できたこと。
それが、今回一番大きな変化だったと思っています。

これからも、英検やTOEICに本気で挑戦する方にとって、「ここなら頑張れそう」と思っていただけるサービスを目指して、改善を続けていきます。

5年間サービスを育ててきた経験を、WTEにも活かしています

KIRIHARA Online Academyは、私たちが一から立ち上げ、5年間運営を続けてきたオンライン学習サービスです。
だからこそ、利用者が迷うポイントや、運営者が苦労する場面を、実体験として数多く経験してきました。

今回のリニューアルも、その5年間で積み重ねてきた改善を、一つひとつ形にしたものです。

そして、この経験は、オンラインスクール向け予約システム「WTE」の開発にも、そのまま活かされています。

WTEは、単なる予約システムではありません。
実際にオンラインスクールを運営し、改善を繰り返してきた経験をもとに、「運営がカンタンになる仕組み」を作り続けているサービスです。

私たちは、お客様のご要望をもとに機能を開発するだけではありません。

自分たちでもスクールを運営し、その中で見つけた課題を、システムへと反映し続けています。
だからこそ、机上の理論ではなく、「本当に現場で役立つ仕組み」をご提供できると考えています。

もし、

「オンラインスクールを立ち上げたい」
「今の運営をもっと効率化したい」
「サービスをもっと成長させたい」

そんなお考えがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

私たちは、システムを提供するだけでなく、実際の運営で培った知見も含めて、お手伝いさせていただきます。

予約システムの導入なら「WTE」にお任せ

→[PR]200校以上のスクールの運営システムWTE

ABOUT ME
森山 卓(もりやま すぐる) ─ 株式会社ライトアップ/WTE事業責任者
オンライン英会話「ワールドトーク」を15年、オンラインレッスン予約システム「WTE」を14年にわたり運営してきた、オンラインスクール立ち上げのプロフェッショナル。自社スクールで培った知見をもとに、これまで200社以上のオンラインスクールの立ち上げに参画。桐原書店との共同学習プラットフォーム「KIRIHARA Online Academy」では事業責任者を務めるなど、出版社・大手事業者との協業実績も豊富です。 オンラインレッスンに関するセミナー登壇は10年以上、近年ではDMM英会話と共同で立ち上げ・売上アップセミナーを開催。机上の理論ではなく、実際に運営し続けてきた一次体験に基づく、再現性のある情報発信を続けています。