オンラインスクールのはじめ方

【失敗しない】オンラインスクールの予約システムの選び方

オンラインスクール用の予約システムは数多くあるけれども、どれを選べば良いか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

予約システムを選ぶ際は、基本的な機能に加えレッスン進捗管理ができるなど、幅広い業務をカバーするシステムがおすすめです。
また、システムやオンラインスクール運営に対するサポートが手厚いものを選ぶと良いでしょう。

今回は、オンラインスクールの予約システムの選び方について詳しく解説します。
オンラインスクールをスムーズに運営し、売上を拡大させたい方はぜひ参考にしてください。

予約システム「以外」も注目!

オンラインスクール運営に便利なのが予約システムですが、予約システム以外の要素も大切です。ここでは、予約システム以外に着目すべき点を、以下4つの観点から紹介します。

  • オンラインスクール運営に予約だけだと不十分
  • 月謝集金に決済システムも
  • 出来てる?レッスンの進捗管理
  • 講師の報酬計算も必要

スクール運営に予約だけだと不十分

オンラインスクール運営には、予約システムを導入するだけでは不十分です。

予約システムは、生徒・講師のスケジュールを調整するための手段に過ぎません。生徒の満足度向上や安定した運営の維持には、決済システムなどの仕組みも構築していく必要があります。

月謝集金に決済システムも

月謝の集金には、決済システムを導入するのが有効です。

オンラインスクールでは、生徒から月謝を徴収する作業が発生するため、決済を効率化させることで管理作業の削減につながります。

振込みだけでなく、クレジットカード決済や電子マネーを導入すれば、生徒の利便性を高められます。

決済状況も管理しやすく、未回収のリスクを回避しやすい点もメリットです。

出来てる?レッスンの進捗管理

レッスン進捗管理も、オンラインスクール運営における重要なポイントです。

レッスンの実施状況や生徒のフィードバックを記録しておくことで、生徒の成長を実感させられるだけでなく、講師側もレッスンの方針を考えやすくなります。
予約システムにはレッスンの進捗管理機能が備わったものもあり、各生徒のレッスン実施状況を一元管理し講師間で共有できます。

適切な進捗管理ツールを導入することで、スクールの質をさらに高められるでしょう。

講師の報酬計算も必要

講師の報酬管理もオンラインスクール運営の大切な部分です。

報酬を正確に計算できず給与を支払えなければ、講師との信頼関係に悪影響を及ぼしスクール運営が成り立たなくなります。また、多数の講師を抱えるスクールは報酬計算の作業量も多く、手動で行っていると膨大な時間がかかってしまいます。

予約システムの導入とともに、自動で報酬計算が行えるシステムの導入も検討した方が良いでしょう。

集客には「ホームページ」が必要!

オンラインスクールの集客には、「ホームページ」が欠かせません。
ホームページが集客に重要な理由について、以下3つの観点から紹介します。

  • 予約システムだけでは集客できない
  • 広告やSNS、SEOの飛び先に
  • オウンドメディアも効率的に

予約システムだけでは集客できない

予約システムだけで新しい顧客を獲得するのは難しいです。
予約システムは「既に興味を持った人」が利用するものであり、新しい顧客層にアプローチする手段としては不十分なためです。

ホームページを持つことで、サービス内容などスクールの特徴・メリットを多角的に情報提供でき、顧客の関心を引いて集客に繋げられます。

広告やSNS、SEOの飛び先に

ホームページは、WEB広告・SNS・SEOで集めたアクセスの受け皿として活用できます。

WEB広告・SNSなどの施策で集客しても、集客したユーザーの訪問先であるホームページがなければ、オンラインスクールの受講に繋げるのは難しいでしょう。

ホームページは、オンラインスクールを受講するメリットを効果的に訴求し、興味を持ったユーザーからの申し込みにつなげる役割を果たします。

ホームページの有無やクオリティが、集客の成功を左右します。

オウンドメディアも効率的に

集客手段として、オウンドメディアを運用するのも効果的です。

オウンドメディアとは自社が所有するメディアを指し、ホームページもその1つです。
記事ブログなどのコンテンツを更新し続けることで、検索エンジンからのアクセスを増やし、定期的に訪問するユーザーを増やせます。

オウンドメディアで一度コンテンツを投稿しアクセスを集めれば、継続的な費用は基本的にかからないため、コスパよく集客できます。

ホームページがないと、コンテンツ投稿のような持続的な集客戦略は展開できません。
予約システムを導入する際は、ホームページの作成もサポートしてくれるシステムを導入するのがおすすめです。

「生徒の数」を想定に入れておこう

予約システムを選ぶ際は、生徒の数を想定しておきましょう。
生徒の数によって、システムの要件やコストが大きく変わるためです

ここでは生徒の数に関して、以下3つの観点から予約システムの選び方を解説します。

  • 生徒の数で価格は変化する
  • 1,000人以上の生徒を想定する場合
  • 生徒が増えても安定した仕組みを

生徒の数で価格は変化する

予約システムの多くは、生徒の数やスクールの規模に応じて価格が変動します。

例えば、少数の生徒を持つ小規模なスクールであれば、基本的な機能を備えた手頃な価格のシステムで十分かもしれません。
しかし、生徒数が増加すると、それに応じたシステムの容量や機能が必要になりコストも増加します。

初めに予約システムを導入する際、生徒数の増加を見越して選択するのが賢明です。

1,000人以上の生徒を想定する場合

1,000人以上の生徒を想定する場合、大規模なスケールに合わせた予約システムでなければなりません。

例えば、大量のデータを扱えることはもちろん、セキュリティの確保など特有の要件が求められるでしょう。

また、大量の生徒データを管理するデータベースやバックアップの仕組みも考慮する必要があります。

生徒が増えても安定した仕組みを

オンラインレッスンでは、生徒が増えても安定した仕組みを構築することが重要です。

生徒が増えるとシステムへの負荷が大きくなるだけでなく、管理作業も増えます。
サポート体制やシステムの拡張性などを確認して、将来の成長を見越したシステム選びを心掛けましょう。

スムーズな運営のためには多くの生徒数を抱えても、問題なくレッスンを進められる体制の構築が求められます。

予約システムで必要な「カスタマイズ」は対応可能?

予約システムを選ぶ際は、カスタマイズできるかも確認しておきましょう。

事業の拡大に応じて既存のシステムだけでは十分でない場面が出てくるためです。

ここでは、予約システムのカスタマイズ性に関連するポイントを以下3つ紹介します。

  • 現状の業務とシステム設計は合わない
  • カスタマイズ可能な仕組みかどうか?
  • 相談できる担当者はいる?

現状の業務とシステム設計は合わない

既存の予約システムは、現状の業務と合わないケースが多いです。

多くのオンラインスクールでは独自の運営方針があり、一般的なシステム設計ではカバーしきれない場合があります。

例えば、特定の日時だけ割引を適用したり、特定のクラスのみ別料金を設定したりするなど細かなカスタマイズが必要な場合も多いでしょう。

予約システムを選ぶ際は、カスタマイズ性の確認が必要です。

カスタマイズ可能な仕組みかどうか?

予約システムを導入する際は、カスタマイズ可能な仕組みかチェックしましょう。

一部の予約システムはオプションが用意されており、特定の要望に対応できるものもあります。
しかし、中には基本的な機能のみで、後から機能を追加できない仕様もあります。

スクールの運営体制に合わせて最適なシステムを導入するためには、無料体験を積極的に活用するとよいでしょう。

相談できる担当者はいる?

カスタマイズに関しては、相談できる担当者がいるかも確認しておくと良いでしょう。

予約システムがカスタマイズ可能であっても、カスタマイズ自体に専門的な知識が必要な場合もあります。
そのため、予約システムに専任の担当者やサポートチームがいるか確認することが重要です。

導入後に問題が発生した場合、迅速に対応してもらえると、スムーズに予約システムを運用できるメリットもあります。

オープンまで「1人で」頑張れる?

オンラインレッスンを立ち上げる際、なかなか人材が集まらず1人で業務をこなさなければならないケースも多いでしょう。

しかし、1人でオンラインレッスンを乗り越えることは可能なのでしょうか?

ここでは、1人でオンラインレッスンを立ち上げるポイントや注意点を探っていきましょう。

  • マニュアルを読んで設定の大変さ
  • 採用、集客など課題はいっぱい
  • 頼れるアシスタントがいると安心

マニュアルを読んで設定の大変さ

1人でオンラインレッスンを立ち上げる場合、使用するシステムやツールの設定が大変です。

オンラインレッスンを実施できるプラットフォームを導入しても、レッスンに合わせた設定を行う必要があります。具体的には、カメラ・マイクのセットアップやオンライン受講するURLの設定が必要です。

1人でマニュアルを読みながら設定する場合、時間がかかる上、うまく設定できずオンラインレッスンが実施できないトラブルが発生しやすくなります。

採用、集客など課題はいっぱい

採用や集客などの課題も1人でクリアしなければなりません。

オンラインレッスンは、ただレッスンするだけでなく、受講する生徒を獲得する集客も大切です。
他にも、レッスンのクオリティをあげるためには経験豊富な講師を採用したり、魅力的なレッスン内容を提供したりなどの課題が待ち受けています。

これらの課題を1人でバランス良く進めることは、非常に難易度が高いです。
特に集客は、Web広告・SEOなどの知識が求められるため、Webマーケティングに精通した人材が求められます。

頼れるアシスタントがいると安心

1人でオンラインレッスンを立ち上げる場合は、頼れるアシスタントがいると安心です。

先述の通り、立ち上げに必要な作業を全て1人で行うのは大変な労力がかかります。
例えば、システムの技術的な問題が発生した際、アシスタントが側にいれば解決も早まるでしょう。

頼れるアシスタントがいると、システムの設定・集客・採用などオンラインスクール立ち上げに必要な業務をスムーズに進められ、業務負荷を軽減できます。
予約システムを導入する際は、専任の担当者がいるなどサポート体制が充実したものを選ぶと良いでしょう。

どれだけ「コスト」をかけるべき?

予約システムを導入する際、かけるコストについて以下の点から解説します。

  • とにかく安くはじめられれば良い?
  • 高額な仕組みでも制度で安く買える
  • 補助金サポートがあるなら使おう

とにかく安くはじめられれば良い?

基本的に、値段の安さだけで予約システムを選のはおすすめしません。

オンラインレッスン立ち上げ時は、初期投資を最小限に抑えたい事業者も多いでしょう。
そのような場合、低コストの予約システムを選ぶのは理にかなっています。

しかし、安価なシステムは機能が限られている場合が多く、顧客の増加に伴いシステムの機能追加が必要です。

長期的にオンラインスクールを運営する場合、最低限の機能しか備えていないシステムでは、後々余計なコストがかかってしまいます。
初めから想定する事業規模に応じて適切な予約システムを選定すれば、後々の追加コストを避けられます。

高額な仕組みでも制度で安く買える

予約システムが高額だったとしても、制度を利用することで安く購入できる場合もあります。

例えば、オンラインレッスンで利用する予約システムは「IT導入補助金」が利用できるため、システム導入費用の1/2〜3/4の補助金をもらえ、高価なシステムでも比較的安く手に入れられます。

国の補助金・助成金制度を上手く活用することで、初期投資を抑えつつ最適な予約システムを導入でるでしょう。

補助金サポートがあるなら使おう

予約システムを導入する際、補助金のサポートを行ってくれる場合は積極的に利用しましょう。

補助金制度では申請方法や提出書類などが細かく指定されており、書類の不備があると審査に落ちてしまいます。
補助金サポートを活用すれば、書類作成などの申請作業を支援してくれるため、作業負荷を減らせるとともに審査に通過できる可能性も高まります。

例えば、WTEではIT導入補助金や小規模事業者持続化補助金などの申請サポートを提供しており、申請からオンラインスクールの立ち上げまで支援しています。

予約システムに補助金を活用する場合は、ぜひWTEの補助金サポートを利用してみてください。

運営の「サポート」があると安心

オンラインスクールの運営には、システムの技術的な問題や顧客対応が求められる場面が多々あり、予約システムに適切なサポート体制が整っていると安心です。

予約システムのサポート体制について、以下の観点から詳しく解説します。

  • オンラインスクール運営は大変!
  • システム会社は運営までわからない
  • 経験者が近くにいると安心

オンラインスクール運営は大変!

オンラインスクールを運営する上での課題は多岐にわたります。

レッスンの企画や受講生とのコミュニケーションなど、日々の運営業務を1人で担うのは非常に大変です。

特に初めての運営者にとって、未知の問題や突発的なトラブルに直面した際、1人で対処するのは困難を極めます。

システム会社は運営までわからない

多くのシステム会社は技術的な部分に特化しているため、オンラインスクール運営に関するサポートは期待できません。

しかし、オンラインスクール運営にはシステム導入だけでなく、講師採用・マーケティングなど多方面の知識と経験が求められます。

経験者が近くにいると安心

オンラインスクールの運営では、経験者によるアドバイス・サポートがあると安心です。

オンラインスクールの運営経験がある者のサポートを受けられれば、運営のポイント・トラブル対応など多くの知見を共有してもらえるでしょう。

予約システムを選ぶ際は、オンラインスクールの運営経験者によるサポートがあるかもチェックしておくのがおすすめです。

まとめ

オンラインスクールの運営には多くの要因が影響します。

基本的な予約システムの導入だけでは不十分で、決済管理やレッスン進捗管理など多岐にわたる業務をカバーしなければなりません。
また、ホームページやSEOなど集客も実施する必要があります。

予約システムを導入する際は、生徒数やカスタマイズ性なども考慮して選定しましょう。

自社に合った適切な予約システムを導入することで、オンラインスクールをスムーズに立ち上げられます。

なお、オンラインスクールの予約システムは「WTE」がおすすめです。
「WTE」はオンラインスクールを効率的に立ち上げ運営できる以下の特徴を備えています。

  • 決済・レッスン管理・給与計算など必要業務を全てカバー
  • ホームページも作成可能
  • カスタマイズも自由
  • マンツーマンのサポート体制
  • 補助金など資金調達サポート
  • オンラインスクール運営者によるサポート

ここまで紹介した予約システムに必要な条件を全て満たしている点が特徴です。

「WTE」を導入すれば、他のシステムを導入せずにオンラインスクールの事業を全てカバーできます。
オンラインスクール立ち上げには「WTE」をぜひ検討してください。

森山 卓

株式会社ライトアップ・WTEサービス責任者

オンライン英会話ワールドトーク、オンラインレッスン予約システムWTE、KIRIHARA Online Academyの責任者をしています。 10年間オンラインレッスンサイトを作り続け、 自社サービスでの成長ノウハウ、150社以上の他社サービスでの立ち上げサポートなど、数多くのプロジェクトに関わらせていただいています。 資金調達・プラットフォーム構築・講師採用・会員集客・サービス運営までどんなご質問にもお答えできますので、お気軽にご相談ください。