オンラインスクールのSNS集客は難しい。それでも、やって分かったことがあります
オンラインスクールを運営していると、「SNSってやった方がいいですか?」というご相談をよくいただきます。
答えは「はい」です。
ただ、その次に必ずこう付け加えます。
「でも、思っている以上に難しいですよ。」
私たちワールドトークでも、この15年間、本当にたくさんのSNS施策を試してきました。
公式XやInstagramの運営はもちろん、講師の予約通知アカウントを作ったこともありますし、クーポン情報だけを発信する投稿も作りました。
最近では、企業アカウントとは別に、英語学習に特化したInstagramアカウントを立ち上げ、1年間で約6万人のフォロワーにも恵まれました。
振り返ると、小さな成功はいくつもありました。
でも、SEOや広告のように「これをやれば集客できる」という鉄板の施策には、まだ出会えていません。
株式会社ライトアップの森山(@wu_moriyama)です。
これまで、15年以上のオンラインスクール運営と、200校以上のスクール立ち上げを実施してきました。
今回は、これまで自社スクールにて試してきたSNS施策を振り返りながら、
オンラインスクールとSNSは、どう付き合うのが良いのか。
私なりに感じていることを、正直に書いてみたいと思います。
SNSは、企業よりも「個人」が強いメディアです
まず最初に感じているのは、SNSは企業よりも、個人の方が圧倒的に強いメディアだということです。
考えてみれば当然かもしれません。
SNSは、友人や好きなクリエイター、尊敬している人の日常や考え方を見る場所です。
そこに企業が入ってきて、
「キャンペーンです!」
「新サービスです!」
と言っても、積極的にフォローしたくなる人は多くありません。
広告は広告として十分に存在しています。
だからこそ、SNSでまで広告を見たいと思う人は少ないのです。
企業アカウントが難しい理由は、ここにあるのだと思います。
「フォローする理由」を作ることが、とても難しいのです。

一方で、オンライン講師とSNSはとても相性が良いと感じています
企業アカウントとは対照的に、オンライン講師のSNSは非常に相性が良いと感じています。
実際にワールドトークでも、積極的にSNSで発信されている先生は人気講師になるケースが少なくありません。
もちろん、SNSをやっているから人気になるわけではありません。
でも、
- どんな考えでレッスンをしているのか。
- どんな人柄なのか。
- 英語以外ではどんなことが好きなのか。
そうした情報が伝わることで、
「この先生に習ってみたい。」
という気持ちにつながるのだと思います。
だからワールドトークでは、講師プロフィールからSNSを見られるようにしています。
講師一人ひとりの魅力も、サービスの価値の一つだからです。
反応が良かったのは、広告ではなく「予約通知」でした
過去に運営していたSNSの中で、特に印象に残っているものがあります。
それが、講師の予約枠が公開されたことを知らせるX(当時Twitter)アカウントです。
実は、このアカウントは公式アカウントよりフォロワーが多くなりました。
当時は、講師が予約枠を更新すると自動で投稿される仕組みを作っていました。
会員の皆さんは、お気に入りの先生の予約枠が空いたらすぐ予約したい。
講師も、空いた枠をできるだけ早く知ってほしい。
双方の目的が一致していたため、とても価値のあるアカウントになりました。
実際に、多くの会員が投稿からワールドトークへアクセスしてくださっていました。
残念ながら、現在はXの仕様変更もあり、当時と同じ運用は難しくなっています。
それでも、この経験から一つ学んだことがあります。
SNSで求められるのは、
企業が伝えたい情報ではなく、利用者が「今知りたい情報」なのだということです。

地味ですが、クーポン投稿は今でもおすすめです
もう一つ、意外と効果を感じているのがクーポン情報です。
サービスへ登録する前、多くの方は「サービス名 クーポン」で検索します。
そのため、Xなどにクーポン情報を投稿しておくだけでも、登録のきっかけになることがあります。
決して派手な施策ではありません。
でも、
「企業アカウントで最初に何を発信すればいいか分からない。」
という方には、今でもおすすめできる方法です。
6万人のフォロワーがいても、オンライン英会話の申込みは増えませんでした
ここ1年ほどで、英語音読に特化したInstagramアカウントを立ち上げました。
目的は、
「毎日気軽に英文を音読できる場所」
を作ることです。
企業色はできるだけ出さず、役に立つ英語コンテンツだけを発信しました。
その結果、多くの方にフォローしていただき、約6万人のフォロワーまで成長しました。
でも、一つ予想外だったことがあります。
それは、そこから
オンライン英会話の利用には、ほとんどつながらなかったことです。
ストーリーズでワールドトークを紹介しても、大きな変化はありませんでした。
SNSのフォロワーが増えればサービス利用者も増える。
そんな単純な話ではなかったのです。
※3minites.ondoku

だから、「オンライン英会話」ではなく、「今興味があるもの」を作ることにしました
この経験から考え方を少し変えました。
オンライン英会話を紹介するのではなく、
今フォロワーの皆さんが興味を持っているものを作ってみよう。
そう考えたのです。
そこで作ったのが、
英文添削ツールや、音読採点ツールです。
さらに、MBTI風の英語学習診断も公開しました。
すると、これまで以上に登録や反応が増えました。
もちろん、収益という意味ではまだ発展途上です。
でも、「ユーザーは何を求めているのか。」その輪郭は少しずつ見えてきたように思います。

※詳しくは以下2記事で解説しています!
SNSは、「売る場所」ではなく、「知る場所」なのかもしれません
これまでたくさんのSNS施策を試してきて、一つ思うことがあります。
SNSは、商品を売るためだけの場所ではないのかもしれません。
利用者が何に興味を持ち、
どんな情報を求め、
どんな言葉に反応するのか。
それを知る場所でもあります。
だから、思うように成果が出なくても、試してみることには大きな意味があります。
一つひとつの施策は、小さな成功だったかもしれません。
あるいは、小さな失敗だったかもしれません。
でも、その積み重ねがあったからこそ、今は少しずつ、
「次は何を作れば喜んでもらえるのか。」
が見えるようになってきました。
SNSは、すぐに答えをくれる施策ではありません。
だからこそ、焦らず試し続けることが大切なのだと思います。
そして、私たちもまだ、その途中です。
SNSだけではなく、オンラインスクール全体の集客もご相談ください
ワールドトークを運営する中で、私たちはこれまで本当にさまざまな集客施策を試してきました。
SEO、広告、アフィリエイト、SNS、メールマーケティング、無料ツールの提供、診断コンテンツなど、その時々でできることを一つずつ積み重ねてきました。
もちろん、すべてが成功したわけではありません。
それでも、実際にサービスを運営しながら試行錯誤を続けてきたからこそ、「オンラインスクールには、どんな施策が合うのか」という経験を少しずつ蓄積することができました。
こうした経験は、オンラインスクール向け予約システム「WTE」の導入支援にも活かされています。
WTEは、予約や決済ができるシステムを提供するだけではありません。
スクールの立ち上げから集客、運営まで、実際にオンラインスクールを15年以上運営してきた経験をもとに、お客様に合わせたご提案を行っています。
「オンラインスクールを始めたい。」
「SNSやSEOなど、どんな集客施策から始めればいいのか分からない。」
「今の集客方法を見直したい。」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
システムだけではなく、運営者として培ってきた知見も含めて、お手伝いさせていただきます。


