オンラインレッスンコラム(立ち上げ編)

【2022年度最新】オンライン英会話市場規模についての解説

「オンライン英会話」という名前が日本に登場して約17年の月日が経ちました。
この数年間、2020年からはじまったコロナ禍の影響もあり、オンライン英会話の市場が今、急速な勢いで伸びています。

そんなオンライン英会話市場において、何か新しい事業をお考えの方や、既にスクール経営をされている方のために、市場の解説をさせていただきます。

はじめまして、株式会社ライトアップの森山(@wu_moriyama)と申します。
私は「ワールドトーク」、そして「WTE」というサービスを通して、10年以上のオンライン英会話スクール運営、そして、80社以上の企業様のオンライン英会話スクールの立ち上げに参加させていただきました。

この記事では、今急速に伸びているオンライン英会話市場のデータを解説するとともに、成長の理由や今後の未来予測についてお話します。
この記事を読むことで、この市場参入するべきかどうか、事業のオンライン化のメリットについて知ることが出来ます。
是非、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

まずは、語学ビジネス市場に関する市場データを読み解いていきましょう

2022年8月25日に、株式会社矢野経済研究所より「2021年度の語学ビジネス市場」に関する市場データが発表されました。

株式会社矢野経済研究所「語学ビジネス市場に関する調査を実施(2022年)」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3040

簡単に以下3点が注目のトピックであると考えています

  1. 2020年からのコロナ禍の影響で外国語スクール市場は大幅縮小
  2. 逆にオンライン語学市場は急成長を遂げている
  3. 2022年度はコロナによる行動制限が緩和され、語学市場は回復傾向

それぞれ簡単に説明させていただきます。

2020年からのコロナ禍の影響で外国語スクール市場は大幅縮小

まずは、こちらのデータをご覧ください。
2015年からの市場規模をまとめたデータとなります。

2020年から大幅に市場規模が縮小しているのが見えますが、コロナ禍による緊急事態宣言、まん延防止等重点措置など、教室に通いづらい状況が続きました。
スクールでも営業自粛の対応を取ったり、通う生徒たちも感染防止のために外出を制限するなど、縮小せざるを得ない状況でありました。

私たちも多くの教室様と関わっている都合上、大きな打撃を受けていることを多くの経営者様から伺っております。
2022年に入り、世界的に行動制限も落ち付いてきたことから、すこしずつお客様も戻ってきているようです。

まだ市場のデータはありませんが、2022年度は再びスクール市場は上向くのではないか?と考えています。

逆にオンライン語学市場は急成長を遂げている

次にオンライン語学市場のデータもご覧ください。
こちらは、各年の市場規模推移のデータを10年分とっております。

オンライン英会話市場は年々増加している傾向にあります。
2019年にも大きな伸びがありましたが、それ以上にコロナウイルス感染症が登場した、2020年は市場が急成長していることがわかります。
2021年も勢いこそは若干緩んでいるものの、着実に市場規模を大きくしています。

外国語スクールに通いづらい状況が続いたことで、自宅からでも学べるオンラインレッスンに人が移動したこと。
また、外国語スクールでもオンラインレッスンを導入し始めたことで、市場規模が一気に成長しました。

2022年は教室への客足の戻りはあるものの、実際に弊社でもオンライン英会話スクールを運営していて、生徒が減っている実感はありません。
オンラインで学ぶ「習慣」自体は一般化されたように感じています。

2022年度はコロナによる行動制限が緩和され、語学市場は回復傾向

語学市場全体のデータも見てみましょう。
こちらも5年分のデータをまとめさせていただきました。

2020年、2021年度は語学市場全体においても、市場規模が大幅に縮小しました。
語学スクールの運営が困難であったことは一つの要因ではありますが、コロナによる海外出張、海外旅行も制限がかかったことにより、英語を学ぶ目的自体が減り、英語学習の需要が落ち込んだ年でもありました。

非常に市場全体では厳しい状況ではありますが、2022年はコロナによる行動制限が緩和されたことで、再度8000億円の市場規模に戻るだろうという予測がされています。
今後もコロナウイルスによる不安要素は残りながらも、ビジネスや教育の分野で英語学習の必要性は今後も高まっていくことを考えても、市場規模はまた伸びていくと考えます。

今後のオンライン英会話市場についての考察

ここからはこれからの考察になります。

2022年度は語学スクールへの戻りがある分、成長自体は若干鈍化すると考えています。
但し、オンライン学習自体はこの数年で一般化され、各家庭や教育機関においてもオンライン学習の環境や習慣が出来上がりました。

ビジネスの現場でも、テレワークやオンライン商談、ウェビナーなど、非対面でのコミュニケーションは一般化され、オンラインに対する抵抗感もほぼなくなりました。

あらゆる点を考慮しても、オンライン英会話は更に今後身近な存在となり、オンライン語学学習の市場は、今後更に成長していくものと考えています。

一つ参考になるデータをお見せすると、Googleトレンドで「オンライン英会話」を検索すると、2022年度はコロナ禍よりも話題が減りつつも、2019年以前と比べると大きく伸びていることがわかります。

Google Trendsより(https://trends.google.com/trends/

これまで数百のオンライン英会話スクールが生まれ、競争の中で多くの入れ替わりがありました。
そして、未だに新規で市場参入されるスクールもあり、まだまだ成長の余地を多く残している市場であると思います。

そんなオンライン英会話市場において、今後、市場参入する際のポイントを説明させていただきます。

新たに市場参入をお考えの方に抑えるべきポイント

オンライン英会話業界は競合も多くレッドオーシャンであるという意見は多くみられます。
但し、各社サービス内容が、そこまで大きな違いがあるわけではありません。
今後必要になるのは、「明確なサービスの差別化」であり、英語という大きなジャンルにおいて、細かなカテゴリー毎に特化したサービスが増えていくと考えています。

元々、オンライン英会話はフィリピン人講師を採用し、安価でレッスンを受けられるということで人気となりました。
但し、インターネットの回線や台風などの影響による、通話品質の不便さや、フリートークメインで英会話初心者に難しいといった欠点も持ち合わせていました。

それがこの10年の間で多くの企業の努力により、現地インフラの整備による通話品質の向上や、教材やカリキュラムの導入によるレッスン品質も向上しました。
更にカウンセリングの導入や、学習管理を徹底するコーチングサービスの普及により、学習者の成果をサポートするサービスも増えています。

2022年現在では、英会話が初心者の方も、上級者の方も満足して学習ツールとして採用できるサービスへと進化しました。
学校法人といった教育機関においても、スピーキングレッスンの一環としてオンライン英会話は導入されています。

オンライン英会話において、「価格が安く、品質の高いレッスン」はもはや「当たり前」のものとなりました。
だからこそ、そこにプラスして、サービスならではの「特化した強み」が必要となります。

品質が良いことが当たり前だからこそ、次はその中で、ユーザーニーズに合わせてより専門的に力を伸ばせるスクールが必要となります。
その一例として、弊社オンライン英会話スクールの例を挙げて説明いたします。

弊社で運営するオンライン英会話の例について

弊社では2011年から「ワールドトーク」というオンライン英会話スクールを運営しています。
地道ではありますが、この競争の激しいオンライン英会話業界で着実に成長してきました。

ワールドトークの一番の強みは、日本人の英会話講師を採用していること。
当時、フィリピン人講師のスクールが乱立する中、日本人講師をメインとするサービスはとても珍しく、オープン当初Yahoo!ニュースにも取り上げられました。

Yahoo!ニュース「時代映す100円英会話ネット活用、進む価格破壊」

オンライン英会話を活用した方によくある悩みとして、このような例があります。

  • 外国人講師とのレッスンで、どう返答したらいいかわからず固まってしまった
  • 相手の言うことはなんとなくわかるけど、頭で文を組み立てられない
  • 教材を外国人講師と読み合わせるだけになってしまい上達している実感がない

こんな課題を解決するために、分からない時は日本語で質問できて、丁寧な説明をうけられるというサービスを目指しました。

これが、多くのオンライン英会話スクールとの差別化に繋がり、「特化した強み」となりました。
この強みを持つことで、どのオンライン英会話スクールとも実質的に競合せずに成長することができました。

森山 卓

株式会社ライトアップ・WTEサービス責任者

オンライン英会話ワールドトーク、オンラインレッスン予約システムWTE、KIRIHARA Online Academyの責任者をしています。 10年間オンラインレッスンサイトを作り続け、 自社サービスでの成長ノウハウ、150社以上の他社サービスでの立ち上げサポートなど、数多くのプロジェクトに関わらせていただいています。 資金調達・プラットフォーム構築・講師採用・会員集客・サービス運営までどんなご質問にもお答えできますので、お気軽にご相談ください。