オンラインレッスンコラム

オンライン日本語教室のニーズが高まる理由:特定技能ビザとインバウンド需要

近年、日本で働く外国人の数は増え続けています。

また、新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、依然として日本は観光地としての人気を保ち続けています。

このような背景から、日本語を学びたいという外国人のニーズは高まっていくと考えられています。

今回は、オンライン日本語教室へのニーズが高まっている背景について解説していきます。

「特定技能ビザ」により、日本語レベルを上達させたい外国人のニーズが増える

現在、日本は急激な人手不足により、中小企業は企業存続の危機に瀕しているともいわれています。

同時に労働者が減少することで、日本が培ってきた専門技術やノウハウが消滅する可能性も示唆されています。

このような状況を受けて、政府は人手不足を解消するために海外採用の強化、専門技術の継承を理由に「特定技能ビザ」制度を促進しています。

特定技能ビザとは、日本での就労を希望する外国人のために発行されるビザです。これまで就労ビザの取得が認められていなかった分野の業務に対しても対応しようとしています。

特定技能ビザの活用は、下記のように着実に増え続けております。

  • 令和元年12月末:1,621人
  • 令和2年3月末:3,987人
  • 令和2年6月末:5,950人

特定技能ビザに求められる日本語能力

特定技能ビザ取得に求められる日本語能力として、日本語能力試験N4レベル以上(基本的な日本語を理解することができる)という基準が設けられています。

したがって、特定技能ビザを取得するために日本語を学習したいという外国人のニーズが高まるとも考えられます。

ただし、留学ビザは審査の厳格化がなされたため、日本国内で日本語を学ぶ機会は今後減少していくでしょう(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55438930Y0A200C2MM8000/)。

そのため日本語を学びたい外国人からすれば、好きな時に好きな場所で受講できる、オンライン日本語スクールの重要性が高まるわけです。

インバウンド需要により、日本語学習へのニーズが高まる

外国人観光客による日本への観光は、高い人気を維持し続けています。2019年には約3188万と過去最多の外国人が日本を訪れました。

新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要に陰りがあるともいわれていましたが、交益財団法人日本交通公社(JTBF)と日本政策投資銀行(DBJ)が実施した訪日外国人旅行者の意向調査で、新型コロナウイルス終息後に旅行したい国・地域として、日本は

  • アジア居住者:全体の55%で1位
  • 欧米豪居住者:全体の24%で2位

と変わらず高い人気を誇っております(https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/cebefa37887c1a0ee582509c5e0dac68.pdf)。

とはいえ、新型コロナウイルスの影響はまだまだ大きく、いますぐ海外旅行で日本に訪れるというのは難しいでしょう。

そのためオンラインでの日本語学習のニーズが高まると考えられます。

まとめ

特定技能ビザにより、日本で働く外国人は増加する傾向にあります。

また、新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、依然として日本は観光地として人気を保ち続けています。

このような状況で、海外で日本語学習を希望する外国人にオンライン日本語スクールを提供することは、新規事業として非常に有効な戦略と言えるでしょう。

ただ、予約管理システムや決済管理システムを0から作り上げるのは少し難しいことかと思います。

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