オンラインレッスンコラム

オンライン旅行のすすめ:激変した旅行市場で新たに生まれたニーズとは?

2020年、新型コロナウイルスの影響で旅行市場は大きな打撃をこうむりました。

しかし、その代わりに成長しつつあるのが「オンライン旅行」という新たなジャンルです。

この記事では、旅行業界の変化やオンライン旅行の需要について解説していきます。

コロナ禍以前の旅行・観光市場

2019年時点で、国内の旅行・観光市場規模は、安定して20兆円前後を推移していました。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001342441.pdf

さらに2019年には、訪日外国人の旅行消費額が4.8兆円、国内外旅行消費額のうち17.2%を占めています。

そのため2020年の東京オリンピックをきっかけに、インバウンド需要が高まり、さらなる市場規模の拡大が期待されていました。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001342441.pdf

しかし周知のとおりコロナウイルスの影響でオリンピックは開催されず、旅行産業全体にも大きな被害が生まれました。

そこで注目され始めたのが「オンライン旅行」です。

「オンライン旅行」とは?

オンライン旅行とは、Zoomなどのビデオチャットツールを活用して観光地の映像を流しながらガイドを提供するサービスです。

国内ではHISが2020年からサービスを提供し、開始から半年で2万3千人を超える方々が利用しました(2020年10月時点)。

上記の動画で紹介されているように、臨場感を演出するために現地のガイドさんが生中継で観光地の案内をします。

また、事前に録画した現地の絶景映像を再生することで、その土地を最大限楽しめる工夫も施されています。

天候によって旅行の楽しみが左右されやすいリアルの旅行ではなかなか味わえない魅力ですよね。

このような魅力が支持され、オンライン旅行が全体の売上の4分の1を占めるまでに成長した企業もあるくらいです。

さらにオンライン旅行は、従来の旅行市場が取りこぼしていたニーズを取り込むことにも成功しています。

「旅行をしたくてもできない層」のニーズに応えられる

オンライン旅行が広まったことで、遠出が難しい高齢者の方や、忙しく時間がない方にも旅行を楽しんでもらうきっかけを作ることができるようになりました。

そもそも高齢者層の旅行へのニーズは非常に高く、日本FP協会の調べによると60代以上における老後の楽しみは「旅行・レジャー」が最高値を示しています。

体力的に遠出が厳しい高齢者の方でも、オンライン旅行であれば世界中の観光地へ連れていくことができるのです。

また、忙しく旅行する時間が取れなかった方にもオンライン旅行はおすすめできます。

旅行が好きでも仕事が忙しかったり、子育てや介護など家庭の事情で時間が取れなかったりする方々にとって、オンライン旅行はうってつけのサービスです。

このように、新たに生まれたニーズがはっきりしているため、オンライン旅行への参入にはチャンスが広がっています。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で、オフラインでの旅行は厳しい時代となってしまいました。

しかし、同時にオンライン環境が浸透したことで、新たに「オンライン旅行」がビジネスとして受け入れられるようにもなっているのです。

これまで体力や時間の関係で旅行に行きづらかった人にも、世界中の観光を提供できる機会が増えています。

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