オンライン家庭教師業界は大手との競争も有利に進められ、参入するチャンスが大きい業界です。
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- 投稿者:WTE運営事務局
- カテゴリー:オンラインレッスンコラム
近年、あらゆる事業がオンライン化を迫られていますが、家庭教師/個別指導業界も例外ではありません。
多くの業界はオンライン化に伴い混乱することもありますが、家庭教師業界はオンラインへの移行がスムーズになされやすいと言えます。
というのも、元々個別指導業界の市場規模は右肩上がりに拡大を続けているからです。
今回は個別指導業界の市場規模と、そこに中小企業が市場に参入するチャンスである理由について解説していきます。
個別指導の需要が増えている
日本は深刻な少子化によりさまざまな業界で影響を被っていますが、個別指導業界に関してはむしろ追い風になっています。
実は少子化が進むとともに、子供1人当たりの学習塾費用は2013年から上昇し続けているのです。
この背景には、
- 両親が共働きで家庭学習が難しい
- 子供を高い給与で働けるようにしたい
- 子供にあったオーダーメイドの教育をしたい
などの理由が考えられます。
以下の経済産業省「特定サービス産業動態調査」のデータをみてもわかるように、学習塾業界全体のうち個別指導の売上が占める割合は年々高まっており、この傾向は少子化が進むことでより顕著になっていくと考えれます。
また文部科学省は、AIやビッグデータ等の活用により教育現場のIT化を目指すEdTechを促進しています。
EdTechにより講師の授業方法・マネジメントの可視化が進み、生徒一人ひとりの実力と個性に最適な学習形態が目指されます。
そのため学習塾業界では、旧来の集団授業のように均一化された授業形態よりも、個別指導のようなオーダーメイドの授業形態へのニーズが高まっているのです。
中小企業は大手よりもオンライン家庭教師業界に参入するチャンス
オンライン家庭教師業界は、隙間産業となるため中小企業が参入するチャンスにあふれています。
というのも、大手学習塾のほとんどは、一般的に集団授業をメインサービスとしています。
大手企業は教室の維持費・講師の人件費が高額になりやすく、早く売上を作ることが求められます。そのため一度の授業でまとまった売上を確保しやすい集団授業を行うことが多く、逆に工数がかかり客単価を上げていく戦略を取らざるを得ない個別指導戦略は、非効率です。
そのためマンツーマンの授業スタイルは敬遠されておりました。もちろん近年の流れをみて個別指導や家庭教師を展開する企業もありますが、あくまでメインサービスの補助として行っている状況にあることがほとんどです。
そしてオンライン化に対しても同様の理由で集団で授業を受けることが前提となっているため、個別指導を求めるユーザーとのズレが生じやすくなります。
何より会社規模が大きければ大きいほど、迅速にビジネスモデルを転換するのは難しくなります。
その結果オンライン家庭教師は隙間産業となり、中小企業は大手を敬遠するユーザーを獲得しやすくなるのです。
まとめ
日本は少子化の問題が深刻ですが、その分子ども一人当たりにかける教育費は増加傾向にあるため、個別指導への需要が高まり続けています。
そのような状況にあっても大手企業は集団授業を行わなければならないことが多いため、中小企業は個別指導業界に参入するチャンスです。
EdTechや新型コロナウイルスの影響からオンライン化/生徒への個別最適化がなされた学習指導への需要も高まっているため、オンライン家庭教師は新規事業として非常に有利であると言えます。
しかし、予約管理システムも決済管理システムもない状態からいきなりオンラインレッスンスクール事業を始めるのは簡単ではありません。
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